今回はこのブログの趣旨とは少し外れる内容かもしれませんが、昨日鑑賞してあまりに心震える作品でしたのでご紹介せずにはいられません。
そう――それが映画
『キングダム 大将軍の帰還』。

🏯 原作ファンとしての視点から
私は原作コミック『キングダム』を読んでおり、物語の展開も主要キャラクターも把握している“キングダム好き”の一人です。
『キングダム』は、中国戦国時代末期(紀元前245年頃)の秦国を舞台に、後の始皇帝・嬴政と、大将軍を目指す若者・信の成長を描いた壮大な歴史叙事詩。戦国七雄が覇を競い合う中、人間の誇りや信念、成り上がりのドラマが熱く繰り広げられます。
私がこの作品に惹かれる理由は以下の通り:
- 「こんな激動の時代があったのか」と感銘を受けるリアルな歴史観
- 主人公・信だけでなく、武将たちが皆、人間臭くも誇り高い
- 将軍たちの発する“檄”が熱すぎる。心を打たれずにはいられない。
- 読んでいると、「自分もやってやらねば!!」と奮わされる所
実はこの作品がある事は知っていて人気がある事も知っていたのですが、なかなか手を出さずにました。2年前に軽い気持ちで読み始めたら一気にはまってしまい1巻から当時出ていた最新刊までをわずか1週間の間にAmazon kindleで買ってしまっていました。それほどに引き込まれる作品だったのです。
映画化??大丈夫?
そんな作品が映画化されると聞いて、「あの作品を映画化するのはかなりハードルが高いだろう」と思っていました。
とは言えそこは好きな作品。Netflixで公開されたときにすぐに観ました。
感想は、
- めっちゃおもしろい!!
- 日本の映画はここまで来たのか!
- 大沢たかおさんの演ずる王騎将軍がヤバすぎる!!!
でした。
👑 王騎将軍という存在
王騎将軍はこんなルックスをしていて、

「んっふ」「ココココ」と笑うかなりパンチの効いたキャラクターです。

言葉遣いも誰に対しても敬語です。それでいて当時の中華で最強とされ、恐れられつつも尊敬されている大将軍なのです。
この王騎将軍が大活躍するのが本作、4作目となる「キングダム 大将軍の帰還」。
🎬 『キングダム 大将軍の帰還』を観て
ネタバレはしないように端的に言いますが、、控えめに言って、「最高」でした。
この映画、はっきり言って――
「王騎将軍による、王騎将軍のための、王騎将軍の映画」です。
この作品はたくさんの登場人物がいる為、演じている俳優さんも主役級の名だたる名優が名を連ねているのですが、他の俳優が霞むほどです。それほどに大沢たかおさんの演じる王輝将軍はでかく、強く、誇り高く、覇気にあふれていました。これまでの3作も名演でしたが、今作での大沢たかおさんの演技には度肝を抜かれました。
私は吉川晃司さんも大好きで、彼が演じる龐煖(ほうけん)もまた圧巻の存在感を放っていたのですが、正直言って今回ばかりは大沢たかおさんから目が離せませんでした。

「何という作品、何という迫力」
これがクライマックスでの私の感想です。
この文章を書いている今も衝撃が残っています。大沢たかおさん以外に王騎将軍を演じることが出来る俳優はいないのではなかろうか。本当に素晴らしい作品を観る事が出来ました。
📚 映画が描いた範囲と今後
ちなみに、本作で描かれているのは原作コミックの第16巻〜17巻の一部にあたります。
2時間半という上映時間で、たった2巻分――それだけ内容が濃密ということです。
『キングダム』はすでに70巻以上が刊行されていますが、うれしいことに続編映画も制作中とのことで、2026年夏に第5作が公開予定とのこと。
- はて、第5作ではどこまで描かれるのか?
- そして何作目まで製作されるのか?
- その頃には今の作品に出演している俳優さんたちは何歳になっているのか?
色々考えてしまいますね。
最新刊も即ポチ
この記事を書いている途中で、なんと最新刊の第76巻が発売されているではないですか。即Amazonでポチりました。さあ、今夜は読書タイムです。
🎌 最後に
『キングダム 大将軍の帰還』は、単なる娯楽映画ではなく、「生き様」を描いた魂の作品でした。
原作ファンはもちろん、歴史や人間ドラマが好きな方にもぜひ観ていただきたい一作です。
王騎将軍の姿に、あなたもきっと魂を揺さぶられることでしょう!
関連リンク
- 映画『キングダム 大将軍の帰還』公式サイト
https://kingdom-the-movie.jp/series4/index.html
- 🎥 映画予告編(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=9Yy6K7n33Vg
・ 原作を1巻から読みたい方はこちらから
・本作で描かれた原作コミックスはこちら
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