最近エクシーガの調子が悪いです。
燃費が悪化(街中中心で6km/l以下)し、高回転でのパンチが無く、低回転でもツキが悪くトルク感なし。加えて、アイドリング時に駆動がかかっていると少し振動が生じるという症状が発生していました。はて、原因はエアフロセンサーかプラグかコイルかAFセンサーか。。。震えは単にエンジンマウントの劣化か。。。ガス臭くはないんだよなー。
走行距離が9万6000kmを超えているため、どれも怪しいところ。一般的には安価なプラグからチェックするべきですが、水平対向エンジンのプラグ交換は非常に面倒くさいのでやりたくありません。なので、まずA/Fセンサーの交換から行ってみることとしました。
※ちなみにこの時点でエラーコードなどは出ていません。完全に破損しているセンサーがあるわけではない状態です。
この記事ではA/Fセンサーの交換の様子とKEA製のA/Fセンサーについて紹介します。
1. まず結論
- KEA製のA/Fセンサーは問題なく稼働しました。
- 自分で交換作業を行うのはあまりオススメ出来ません。
2. 準備と調達
今回は、純正品を使用するか、社外品を選ぶかで迷いました。
以前乗っていたBH5ではエアフロセンサーを社外品の安いものを使ったら、交換直後まともにアイドリングすらしないという目にあっており、社外品は買わないべきとの教訓を得ていました。しかし、A/Fセンサーは高い部類の部品です。互換品のDENSO製でも3万円近くします。そこで調べてみた所、国産のKEA(関西エコ・アープ)と言う会社の製品があるようなので、これを使ってみることにしました。WEBで見る限り、品質としては問題がなさそうです。
株式会社関西エコ・アープについて調べた結果
関西エコ・アープ(株式会社関西エコ・アープ)は、大阪市平野区に拠点を持つ O₂センサーやA/Fセンサー の設計・製造・販売を手がける専門企業です。新たなセンサー需要にも柔軟に応え、環境負荷軽減の取り組みを掲げています。Amazon Japan+6kansai-ecoarp.jp+6Facebook+6
✅ 企業概要
- 社名:株式会社 関西エコ・アープ
- 本社所在地:大阪府大阪市平野区長吉六反2‑2‑27kansai-ecoarp.jp+1
- 専門製品:KEA O₂センサー・KEA A/Fセンサーkansai-ecoarp.jp+2Amazon Japan+2
📦 製品と販売チャネル
- 自社ストアにて多彩な車種のO₂センサーやA/Fセンサーを販売(Yahoo!ショッピング、楽天市場、Amazon等)Facebook+6Yahoo!ショッピング+6楽天市場+6
- ランキング例:楽天では製品価格が数千円台からあり、レビュー件数も活発(2025年8月時点 約200件以上、ショップ平均評価4.8以上)楽天市場Amazon Japan
💬 利用者の口コミ評価
- 自動車SNS「みんカラ」では、O₂センサーやA/Fセンサーのユーザー評価平均4.48点(レビュー65件)kansai-ecoarp.jp+3みんカラ+3楽天市場+3
- 実ユーザー感想例: 「純正品は高価…日本製造の社外品で安心感あり」
「ポン付けで交換でき、耐久性は未知数だが現時点では好調」みんカラ
💡 評価ポイント
項目 評価概要 価格 純正互換品として低価格(数千円台~)で、コスパ重視に好評 品質・製造 ジルコニア素子採用、日本国内製造で信頼性重視 技術サポート 常駐整備士によるサポート、適合確認や注文相談への対応あり 環境配慮 排ガスの空燃比最適化によって燃費向上・排出削減に貢献 みんカラ
🧩 特徴と注意点
- 特徴
- 幅広い車種に対応するセンサー種類。特注オーダーにも柔軟に対応可kansai-ecoarp.jpFacebook
- 環境負荷削減の視点で、燃焼効率改善を提唱している実用志向の企業。
- 注意点
- 耐久性についてはユーザーのレビューによれば「まだ不明」「しばらく様子見」という意見も多い。
- 保証内容や対応期間については事前確認が推奨されます。
🏁 結論
関西エコ・アープは、国内製造のO₂/A/Fセンサーを手頃な価格で提供する、日本国内の信頼ある選択肢です。多くのユーザーから「品質と価格のバランス」「サポートの早さ」が高く評価されています。一方で、耐久性や保証内容は今後の使用実績を見極める必要があるという点は押さえておくべきでしょう。
購入時には適合確認が必須となっています。商品ページには以下の様に書かれています。かならず適合確認を行いましょう。

3. 取り付け作業の様子
購入した部品
購入したのは「関西エコ・アープ KEA A/Fセンサー O2センサー AF0-225」です。
こんな箱に入っていました。


センサー自体の造りも丁寧に見えます。ネジ山部にはもともと潤滑剤が塗布してありました。親切ですね。
センサーコネクターの取り外し
車の下に潜ると、センサーはすぐに見つかります。下の写真は運転席側から潜った所です。赤丸で囲んだところがA/Fセンサーです。

センサーを外す前にコネクターを外さないといけませんが、これがなかなか外れにくい。エンジン右バンク側と車体の間に位置しているため、手が入りません。そこで、エアクリーナーボックスを取り外して作業しやすくしました。
下の写真はエアクリーナーボックスを外した上で、車体下から真上を見たものです。赤枠で囲った所がA/Fセンサーのコネクターになっています。この写真で言うとコネクターの上側にコネクターリリース用のボタンがありますが、これを手で押すことが非常に難しいです。マイナスドライバーの先端でボタンを押して、何とかコネクターを外しました。

古いセンサーの取り外し
O2センサーソケットを使って古いセンサーを取り外します。
固着していて簡単には緩みません。5-56を吹きかけ、少し時間を置いたら緩んでくれました。
ただ、高く車体を持ち上げていないので長いエクステンションが使えず、かなり力を振り絞る必要がありました。
ネジを緩ませ切りましたがエキマニの遮熱カバーが干渉していたため、それも外して作業を進めました。

取り外したA/Fセンサー。長い間お疲れ様。



KEA製の物と並べてみます。
センサー部の形状はKEA製の方が太いですね。そして傘の部分が少し大きいような。これが後の作業工程を増やすことになるとはこの時わかっていませんでした。

センサーを取り外したら、エキマニ側のネジ山もかなり錆びています。ワイヤーブラシで綺麗に清掃してから取り付け作業に移行しました。

新しいセンサーの取り付け
新しいセンサーを取り付けようとするとネジが入っていきません。。。

エキマニのフランジボルトの頭がセンサーの傘部分に干渉しており、ネジ穴に垂直に入らなかったため、フランジボルトを外してから取り付けました。
その後、遮熱カバーやコネクターを元通りに取り付けて作業完了です。
作業は約2時間半で完了しました。
4. 試運転
交換後、エンジンをかけると、正常にアイドリングしてくれました。センサーとしては問題なさそうです。どうも汚かった排気音も改善されました。
ECUリセット後、1000〜2000回転でのアクセルのツキ、トルクも回復しているようです。センサー交換の効果はあったようです。
燃費については、交換後の走行シーンが渋滞路中心だったため評価できていません。高回転でのパンチは相変わらず無いため、プラグやイグニッションコイルも交換する必要がありそうです。
5. まとめ
KEA製A/Fセンサーは選択肢としてアリ
KEA製A/Fセンサーは部品の寸法が純正品と少し違うという部分はあるものの、交換後1週間経ちますが、現時点で問題なく稼働しています。価格が純正品の約1/3であるため、耐久性が良ければ非常にコストパフォーマンスが良い部品だと思います。耐久性については今後レポートを続ける予定です。
DIY作業はオススメ出来ない・・・かな
一方、A/FセンサーのDIY交換作業はあまりオススメしません。センサー自体よりも、コネクターの取り外しに手間がかかります。品質と安心を重視するならディーラーで交換してもらうのがベストですが、コストを抑えたいなら民間の修理工場で交換してもらうのも良い選択です。
以上、エクシーガのA/Fセンサー交換作業の紹介でした。
2025/8/6追記
この作業の後、吸気周りのクリーニングを行いました。
今回の作業で使ったもの
今回の作業で買った部品、使用している工具についてまとめます。
部品
・KEA 関西エコ・アープ KEA A/Fセンサー O2センサー AF0-225
工具
・O2センサーソケット
・ソケットレンチ
・クリップクランプツール(エアクリーナーボックスを外す前にエアーインダクションボックスを外す時に使用)
・CRC 5-56
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