スバル エクシーガ P0171(System too lean)再発とその後の対応記録

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前回O2センサーを交換し、「ようやく燃費とパワーが戻ったか?」と思ったのも束の間。再びP0171(System too lean)が点灯しました。しかも今回はこれまでで一番ひどい症状。ここでは、その再発時の様子から修理工場への持ち込み、そして今の状況までを整理します。


■これまでの経緯

愛車エクシーガの燃費悪化に対して、これまで以下のような対応をしてきました。

しかし、どのタイミングでも「高速走行中にP0171が再発」という流れは変わらず。ついに今回はガス欠症状で走行不能になり、ロードサービスで修理工場に運ばれる事態になりました。


■再発のシーン

トラブルが起きたのは出張で大阪に向かう新東名の道中。大井松田あたりからアクセルに対する反応が鈍くなり、燃費計を見ても異常に悪化。90km/hでの巡航でも週刊燃費が7km/Lを割り込んできました。

その後、SIドライブをIモードにして負荷を減らしましたが改善せず、長泉沼津IC手前で停車→ECUリセット→再始動。けれど駿河湾沼津SAの手前でついに燃料満タンにもかかわらずガス欠のような息継ぎが発生。瞬間燃費は2km/Lまで落ち込み、危険と判断して路肩に停めロードサービスを呼びました。


■アクセスポートで確認した数値

診断に使っているAccessPORTで確認したところ、AF Learning C/Dが両方とも25を示していました。

  • AF Learningとは?
    ECUが燃調(燃料と空気の比率)を補正した度合いを示す値です。0が基準で、数値がプラスなら「燃料を増やす方向」、マイナスなら「燃料を減らす方向」に補正していることを意味します。
  • 今回の25という数値
    補正値が25まで振り切っているのは「これ以上濃くできない」という限界状態。つまり中負荷以上の領域で極端にガソリン不足になっていることを示しています。

さらに、全体的にノックを検知していて、特に4番シリンダーでノッキングが多発していました。

  • ノッキングとは?
    燃焼室内で異常燃焼が起きる現象。最悪の場合エンジンにダメージを与えます。燃料が足りない状態だと混合気が薄くなり、ノッキングが起きやすくなります。

このことから、原因は燃料ポンプ、あるいは4番シリンダーのインジェクター不良の可能性が高いと考えました。


■修理工場での診断結果

搬送先の修理工場にて点検を依頼。しかし、返答はこうでした。

  • チェックランプ消灯
  • エラーコード履歴なし
  • 試運転では普通に走る

今回、入庫相談時に手を付けるには時間がかかることに了承していて、実際に診断を始めたのは2週間後。とは言え、今までエラーが翌日に消えることは一度もなかったので驚きました。しかし工場としてはエラーが出ていない以上、原因を特定できないのも理解できます。


■燃料ポンプ交換の見積もり

周辺のセンサー類は最近新調していて、他に考えられるところも少ないので、こちらから燃料ポンプ交換を提案し見積もりを依頼したところ、

  • 純正ポンプ:約6万円
  • 工賃・消費税込み総額:約10万円

という回答。なるほど高いな

最近のスバル部品の値段高騰は影響がすごい。一度車を引き取り自宅へ戻しました。

近所を走ってみると症状は軽くなっていて普通に走りますが、燃費は通常比で30%減。依然AF Learningは高いままで、根本解決にはなっていません。


■強化燃料ポンプを選択

中古ポンプや単体部品での修理も検討しましたが、信頼性や部品番号の不明確さから断念。その中で見つけたのが AVO製の強化燃料ポンプ

  • 純正比150%の流量
  • アッセンブリー価格:約5万円(純正より安い)
  • ショートパーツ類も付属

チューニング車両でもないので強化ポンプはオーバースペックかもしれませんが、コスト面からこれを注文しました。


■追加装備:OBD Link

燃料ポンプ交換に加え、車両状態をより詳しく把握するためOBD Linkも購入。コストを安く、には相反しますが、スマホやPCでセンサー値をリアルタイムに確認できるため、今後のトラブルシュートや学習にも役立ちそうです。


現在の状況

燃料ポンプとOBD Linkの到着待ちです。取り付け次第、実際の挙動や改善具合をレポート予定です。
愛車エクシーガは復活してくれるのか――?

次回に続きます。

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