こんな課題に直面していませんか?
Alexaでエアコンつけると「25℃ 冷房」でしかつかない
つけた後に設定を変えるのがめんどうくさい。何とかならないのか?
こんなの使い物にならない!もう捨てる。
この記事を読んで頂くと解決するかもしれません。
Alexaとスマートホーム機器で始まった、快適な生活
筆者宅では現在、Alexaを中心に約30台のスマートホームデバイスを運用しています。
最初はごくシンプルなものでした。Nature Remo(初代機)とスマートLED電球を組み合わせ、照明やテレビを声で操作できるようにしたところ、その便利さに感動。スマートホームの快適さを実感し、のめり込んでいきました。
その後、戸建てへと引っ越したことで部屋数が増え、Alexaデバイスも5台に拡張。
それに伴い、スマートホームデバイスも次々と導入することに。
・SwitchBotの「ボット(物理ボタンを押すロボット)」
・セサミのスマートロック
・Tapoの防犯カメラ
・冬の乾燥対策用に、SwitchBotのスマート加湿器
といった具合に、家庭内のスマート化が一気に進みました。
SwitchBot加湿器の導入で起きた“違和感”
その中でも転機となったのが、SwitchBot製の加湿器を寝室に導入したときのこと。

この加湿器は、SwitchBotハブと連携させることでより高度なオートメーション(温湿度連動など)が可能になります。
「せっかくなら」と考え、それまで寝室で使っていたNature Remoを外し、SwitchBot Hub 2に置き換えたのですが…
ここで予想外の問題が発生しました。
「暖房をつけたはずなのに、冷房がつく…?」
ある冬の日、寝室で「アレクサ、エアコンつけて」と話しかけたところ、
エアコンが冷房25℃で運転を開始してしまったのです。
最初は操作ミスかと思いました。しかし、再度「暖房つけて」と指示しても、やはり冷房がつく。
これは以前のNature Remoでは起きなかった現象です。
というのも、Nature Remoを使っていた頃は、
- 「暖房消して」と言えば、ちゃんと暖房がオフになり
- 「暖房つけて」「エアコンつけて」と言えば、前回の設定(暖房・設定温度など)のまま起動してくれていたのです。
この「前回の状態をそのまま再現する」動作が、SwitchBotハブではできていない。
Tapoスマートハブでも同じ結果に…
「もしかしてこれはSwitchBot固有の問題なのか?」
そう思い、TP-LinkのTapoスマートハブも購入して試してみました。

しかし、結果は同じ。
エアコンをONにすると、やはり冷房25℃で起動してしまうのです。
「スマートリモコンって、みんな同じように動くんじゃないのか?」
ここでようやく、スマートリモコンという製品が“見た目・機能は似ていても、エアコン操作の思想がまったく違う”ことに気づきました。
調査の結果:違いは「前回設定を再現できるかどうか」
Nature Remoは、赤外線リモコンの信号をリモコンのボタン単位で記録・再現する思想のスマートリモコンです。
そのため、「暖房を23℃で運転していた状態」が記憶され、次にONにするとそのままの状態で起動できます。
一方で、SwitchBotやTapoなどの多くの製品は、あらかじめプリセットされた「冷房25℃」などの設定が起動時に送られる仕組み。
つまり、「エアコンをつける」=「固定値で起動」となってしまい、前回の運転モードや温度が無視されるのです。
補足すると、Nature Remoは「暖房付けて」「冷房つけて」でそれぞれ暖房・冷房で運転が開始されます。そして「エアコンつけて」と言うと前回オフにした時の運転モード、設定で運転が開始されます。これに対してSwitchbotとTapoは暖房ボタン、冷房ボタンの運転切替がされるだけで、エアコン自体稼働しません。「エアコンつけて」と言わないとエアコンがオンにならないのです。これが地味に不便です。
結論:エアコンを操作させるなら、Nature Remoが一番自然だった
各社のスマートリモコンにはそれぞれ特色があります。
SwitchBotはデバイスの拡張性や物理リモコンとの同期性能が優れており、TapoはZigbee対応でセンサーとの連携に強みがあります。
しかし、「エアコンを声で自然に操作する」という一点において、最も人間の感覚にフィットしていたのはNature Remoでした。

- 「冷房ではなく、前回の暖房でつけたい」
- 「設定温度は25℃じゃなくて、さっき使ってた23℃のままがいい」
- 「細かいことを考えずに、前回の状態をそのまま再現してほしい」
このニーズに、何も言わず応えてくれたのがNature Remoだけだったのです。
あなたがもし、エアコンを自然に使いたいなら
エアコン操作に限って言えば、「前回と同じように起動してくれること」が何よりも大事。
その点で、Nature Remoが圧倒的に自然だった、というのが筆者の結論です。
筆者宅ではSwitchbot加湿器を運用する必要がある寝室では、エアコンと照明の操作をNature Remo ハブ2で、Switchbot加湿器のコントロールと温度・湿度検知をswitchbotハブ2で行う事にしました。
スマートリモコンは1部屋に1つで済むといいのですが、こればっかりはしかたないですね。
このスマートリモコンごとの仕様・設計思想の違いがまとまっている記事は見つからなかったので、この経験と調査の結果が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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