スバル エクシーガのエアコンリフレッシュ

エクシーガ

愛車エクシーガも気づけば14年選手。最近、エアコンの効きがイマイチなのと、コンプレッサーから異音がするような気がして、気になっていました。

そこで、今回初めて「エアコンリフレッシュ」というものを試してみました。


エアコンリフレッシュって何?

恥ずかしながら、私も今回やるまで詳しくは知りませんでした。これは、ただガスを補充するだけではありません。

車のエアコンは家庭用のエアコンと違い、配管がゴムホースでできている部分があります。実は、エアコンガス(冷媒)とそれに混ざって循環しているオイルは、このゴムホースやOリングをわずかに透過することで、少しずつ自然に消滅していくのが一番の消費原因なのです。添加剤施工は一度やっていますが、筆者がオーナーになってからエアコンリフレッシュは行っていないので、これまで14年間ノーメンテナンスであるという事です。

エアコンリフレッシュの作業内容は以下の通りです。

  1. エアコンガスの全抜き:古いガスをすべて抜き取ります。
  2. ガス再生+補充:抜き取ったガスから不純物を取り除き、足りない分を新しいガスで補充します。
  3. コンプレッサーオイルの注入:エアコンの心臓部であるコンプレッサーを潤滑する専用オイルを入れます。

特に、コンプレッサーオイルの存在はこれまでわかっていませんでした。このオイルが不足すると、コンプレッサー内部の摩耗が進み、最悪の場合、コンプレッサーの焼き付きや破損につながってしまいます。そうなると、交換費用は数万円から10万円以上にもなることがあり、非常に高額な出費になります。考えてみればエンジンから回転力を取って稼働しているのだから、オイルなどの潤滑剤があって当然ですよね。無知でした。古い車に乗っているからこそ、このメンテナンスは重要だと反省しました。

操作パネルの様子。「回収」→「再生/真空引」→「充填」の一連の作業が全自動で行われます。

施工後の変化は?

施工中の様子。操作パネルのデジタルに抜いているガスの量、充填するガスの量が表示されていました。

私のエクシーガの場合、規定量450gのところ、抜けたガスは約400gでした。50gほど不足していたことになります。

規定量しっかり補充してもらった結果、エアコンの効きは明らかに向上。さらに、コンプレッサーにかかる負荷も減ったように感じ、異音も気にならなくなりました。そして燃費も街中中心の走行で最近6km/lを切ってしまっていたのが、6.4km/lほどまでは快復した気がします。あまり劇的な効果とは言えないですね。。。

施工店・費用

今回はイエローハットで施工してもらいました。費用は9,900円で、これにエアコンガスの補充とコンプレッサーオイルの補充も含まれます。自宅に出張で来てくれるサービスの見積も取ってみましたが、15,000円から30,000円と開きがあり、コンプレッサーオイルは自分で調達することが前提となっているものが多かったです。そう考えると割安だなと感じます。

また、エアコンリフレッシュは一連の作業を全て機械が行ってくれるので、作業者ごとの作業品質のバラつきもないと感じました。


仕上げに「SUNOCO ACエフェクター」を施工!

エアコンリフレッシュだけでも効果を実感できましたが、さらなる効果を求めて「SUNOCO ACエフェクター」も施工してもらいました。こちらの費用は\3,000でした。

実は、私のエクシーガはエンジンオイルやATF(オートマチックフルード)といった、他の油脂類もSUNOCO製品で統一しています。SUNOCOのオイルは、高品質なベースオイルで高い耐久性と潤滑性能が特徴。

このSUNOCOは、実は冷凍庫メーカーでもあり、その冷凍技術がこのエアコン添加剤にも活かされています。この添加剤を入れることで、コンプレッサーの摩擦抵抗を減らし、冷却効率を向上させることができます。

施工後は、吹き出し口から出てくる風の温度が、もう一段階冷たくなったのをはっきりと体感できました。ちなみにこれはRSTさんでの施工で費用は3,000円でした。

今回は温度計での計測が間に合わず、具体的な数値をお見せできないのが残念ですが、この2つの施工で、14年目のエクシーガがひんやり快適な空間を取り戻しました。またアイドリング時の音も静かになりました。

今年はこれまでにない暑さです。エアコンの故障が発生する前にぜひ「エアコンリフレッシュ」を検討してみてはいかがでしょうか。

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